先日オークションで入手したDynabookSS S30だが、プリインストールのWinXPだけでなく、Ubuntuマシンとしても使用する目的で入手した。当初UbuntuはUSBメモリスティック起動でもよいかなと思っていたが、実際にやってみるとかなりの遅さだったので ((USBインターフェースはSATAインターフェースと比べて転送速度が断然遅い。まぁ、8GBで千円切る安物だったので、USBメモリそのものの性能もそれなりだったんでしょうな。))、HDDにUbuntuをインストール、デュアルブートにすることを決意。現状の40GBHDDでは容量が足りないため、HDDの換装 ((部品や装備を、性能の異なる他の部品や装備に取り換えること。))することにした。
DynabookSS S30には軽量モデル(HDDが1.8インチUltra ATA)と高速HDDモデル(HDDが2.5インチSATA)の2タイプがある。換装が容易なのは現在主流となっている2.5インチSATAを積んでいる高速HDDモデルであり、当然このモデルを入手しているのだが、本機はいわゆる「相性問題」 ((相性問題 http://arigato.web.infoseek.co.jp/pcjisaku/compatibility.html))を抱えているとネットで先人が忠告してくれていた。
- dynabook SS S30を分解する
- 東芝/TOSHIBA dynabook SS S30 106S/2W (高速HDDモデル)のレビューと評価: OS無しジャンクで購入 [coneco.net 商品レビュー
- Western Digital Scorpio Blue 2.5inch 5400rpm 320GB 8MB SATA WD3200BEVT
換装の可否だが、
- クリーンインストールなら「可」
であった。
以下、作業経過とともに詳細。
- HDD到着
HDDはAmazonにて注文。滞りなく届いた。以下がパッケージ写真である。 - HDDイメージコピーでの換装
DynabookSS S30入手後、既に膨大なOSパッチの適用や若干のソフトのインストールを行っている。今のパソコン環境のままHDDを換装できればそれに越したことはない。今回は「EASEUS Disk Copy」というソフトでイメージコピーを行った。EASEUS Disk CopyはUSBにインストール出来、PCにはインストールせずUSB起動でソフトが起動できるのが良い。
HDDイメージコピーを試みるため、WD3200BEVTをSATA-USB変換ケーブルでPCに繋ぎ、 - OSのクリーンインストール
DynabookSS S30は基本DtoD仕様 ((Disk to Disk ハードディスクにすでに格納されているリカバリプログラムを起動してリカバリーCDを用いた時と同様、初期導入されているOSのリカバリーを行う機能。本機能搭載のPCはリカバリーCD or DVDが添付されていないことも少なくない。))だが、「リカバリディスク作成ツール」を使用し、リカバリーDVDを作成可能。換装に備え、念のため作成しておいた。
外付けDVDドライブを持っていないので、IDE-USB変換ケーブルで内臓DVDドライブをPCに繋ぎ、CD-ROM起動させる。と、HDDを認識したようだ!
クリーンインストール終了。別途Ubuntu用の領域も確保し、デュアルブート可能にした。クリーンインストールのせいで、WinXPのパッチ適用にまた土日両日かけてPCを何度も再起動することに。Linuxのように、最新モジュールの配信というわけにはいかんのかねぇ。
EASEUS Disk CopyをUSB起動させる ((BIOSでUSB HDDからの起動を優先設定ではUSB起動してくれない。なんで?設定が不十分?しょうがないので起動時F12キー押下で起動デバイス選択メニューを有効にする方法でUSB起動行っている。こっちのほうがBIOS設定戻さなくて良いので断然楽だった。))。
そしてディスクイメージのコピー。
PCを再分解し、HDDを入れ替え、電源投入。と・・・。ブルースクリーン表示になってしまった。
「~Run CHKDSK/F to check for hard drive corruption,and then restart your computer.~」のスクリーンなので、OSがHDDにアクセス出来なかったのだろう。相性問題で先人の皆様がブルースクリーンに行く手を阻まれているので、換装を断念しかけたじゃんかよぉ。
以上、HDD換装について記したが、今回の再分解の際に、前回完全でなかった冷却FANの注油をやり直した。
- 軸側: 軸と周囲にグリースわりとべっちゃり。
- 軸受け側:前回注油怠ったが、PC基盤からFANを外し、軸受けにグリース流し込み
ちょっとやりすぎぐらい注油したが、結果は、風切音以外はほぼしなくなった。やっほー。
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