子供(小学5年)の勉強を見ているときに、下記のような問題に出くわしました。
出典:加藤周一「読書術」より。
-引用始め-
「民主主義」というときに、その言葉の意味は、だれが、それを、いつ、どこで使ったかということによって、意味が違ってきます。ただ一つの定義でそれを片づけるわけにはゆきません。しかし、なんにもしないで、その場の空気に頼っていては、いつまでたっても意味がはっきりしません。なんとか工夫を立ててみる必要があるでしょう。
問い:下線部「なんとか工夫を立ててみる必要があるでしょう。」とありますが、何のための工夫ですか。「ための工夫」に続く形で15文字以内で答えなさい。
-引用終わり-
これに対しての、
子供の解答:意味をはっきりする(ための工夫)。
正解 :「例」言葉の意味をはっきりさせる(ための工夫)。
でした。
ここで、「意味をはっきりする」「意味をはっきりさせる」の2表現について、「意味をはっきりする」というのは、日本語として適切でない、「意味をはっきりさせる」が正しい表現である、ということを子供に説明したいのですが、どうしてもうまく説明できません。
「だいたいいつもそういう風に言う」などと説明しても答えにならないでしょうし、また「受動体」「能動体」等々の言葉で説明できないかと考えたのですが、小学5年に理解できるよう伝えられるのか、そもそもこのキーワードの説明であっているのか等々、考えているうちに手詰まりになってしまいました。
そこで、本投稿をご覧の各位に、
- 「意味をはっきりする」は正しくない表現で、
- 「意味をはっきりさせる」が正しい表現である。
ことを、小学5年にわかるような言葉で説明する解説文章を公募します。
解説文章は、本投稿のコメントとしてお寄せいただけませんか。
どうか、よろしくお願いします。